CSR

Ⅳ.社会

地域社会とのコミュニケーション

災害復旧支援活動

大地震や地球温暖化等に起因する自然災害の発生時には、発注機関と連携を図り、一般道路・高速道路など道路舗装のインフラづくりで培ったノウハウを活用した、迅速な災害復旧支援活動により公共福祉の確保を目指します。
自然災害、新型コロナウィルスや新型インフルエンザの感染症等の突発的な事案発生時に適切に対応すべく、「防災」、「事業継続」の観点からBCP(事業継続計画)を策定とその見直しを進めています。被災時には、BCPを適切に運用し、事業の継続・早期復旧を図っていきます。なお、災害時対応の取り組みの一環として、全社での安否確認システムによる訓練に加え、各部署での避難訓練等を年2回実施し、その有効性を評価し、改善に努めています。

災害復旧状況

災害復旧状況

感謝状

感謝状

社会貢献活動

企業の社会貢献の一環として、各事業所単位で清掃活動を実施しています。当社の継続的な社会貢献への取り組みが社内外に浸透していると判断しています。今後も、清掃活動を通じて、快適な社会環境整備に取り組んでいきます。

国道事務所からの表彰状況

国道事務所からの表彰状況

感謝状

感謝状

現場見学会

舗装工事への取り組みを理解していただくために、道路利用者を対象にした現場見学会・工場見学会を開催しています。見学会では、当社技術者と直接コミュニケーションを図ることで、社会資本の整備および公共工事の重要性を認識していただく機会を提供しています。特に、高校生や大学生に向けての見学会では、職場の雰囲気を体感していただくことに加え、次世代を担う若者に建設業界に興味をもってもらうような交流に努めています。

鳥取西道路気高第1トンネル 現場見学会

鳥取西道路気高第1トンネル 現場見学会

中部横断道丸滝トンネル 現場見学会

中部横断道丸滝トンネル 現場見学会

町田合材工場見学

町田合材工場見学

インターンシップ

就職活動の学生を対象に、関東近郊の事業所にて、建設業の役割や道路会社の仕事内容を理解していただくための1日仕事体験を実施しています。仕事体験では、一般的なアスファルト舗装やコンクリート舗装の供試体作製に加え、当社独自の様々な製品説明を通して、舗装技術の現状と課題を学んでいただく機会や社員との意見交換によって当社の社風を感じ取っていただく機会を提供しています。
会社組織の持続的成長には、ダイバーシティやインクルージョンからのアプローチが不可欠であるとの観点から、土木建築科の専攻者のほか、業界に興味を持つ文系学部を専攻している学生に対しても仕事体験の場を提供しています。
また、学校と連携した夏期インターンシップでは、現場での施工管理業務の補助につき、1日の流れを通して業務を実際に体験していただく機会も提供しています。
これからも従来の枠組みに捉われない、例えば学科の垣根を超えた新しい視点での仕事体験を提供し続けていきます。

学生のインターンシップ活動状況

学生のインターンシップ活動状況

従業員が働きやすい職場環境

社員研修

様々な階層の従業員に対して“教育の場”の機会を与える取り組みを推進しています。研修では講義方式や討議方式、ブレインストーミングによる教育を実践して、従業員のパフォーマンス向上を目指し、現場力の向上ならびに生産性向上に結びつくような人財育成を目指しています。

社員研修の一覧
中級社員研修

中級社員研修

新入社員研修

新入社員に対して、社会人として力強い一歩を踏み出せるように、基礎知識から実地演習・実践教育など、1年間に渡る丁寧な研修を実施しています。研修の過程では、教育担当者とのヒアリングを通じて本人の希望を尊重し、かつ適性を最大限考慮して、2年目からの本配属先を決定しています。同時に、従来の研修内容をレビューして、PDCAを実践して、『共育』をキーワードに教育内容のスパイラルアップを目指しています。

新入社員研修

新入社員研修

新入社員研修 スケジュール

新卒採用者 定着率

ワーク・ライフ・バランスの向上(労働時間・休日の確保)

業務上の責務を果たすとともに、青年期、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できるような環境を従業員に提供できるように取り組んでいます。そのワンステップとして事業所単位で各週内に「No残業Day」を設定するなど労働時間短縮や「年次有給休暇 5日以上」の取得の取り組みに加え、土日や祝日に年次有給休暇を組み合わせて連続休暇にする「プラスワン休暇」の導入を推進しています。
なお、社員教育の一環として、ワーク・ライフ・バランスの理解度アップを図るための教育を各部署で実施しています。同時に、社内に生産性向上委員会を立ち上げて、業務改善に向けて施策を全従業員から募り、検討かつ実行し、生性産向上への取り組みからも、労働環境の改善を図っています。

有給休暇と所定外労働時間の推移

ストレスチェック

ストレスチェック制度を活用し、長時間労働や職場の環境・人間関係のストレスに起因する、健康不調はもとより、こころの病気などのメンタルヘルス不調に陥る労働者を出さない取り組みを推進しています。
ストレスチェックによる部署単位で集計されたデータは、職場や家庭の不安材料を分析し、従業員が働きやすい環境を構築するため活用しています。また、高ストレス者の多い部署には、心理カウンセラーによる面談フォローを実施しています。同時に、ハラスメント窓口を社内外に設置し、プライバシーに配慮しつつも、労働環境の速やかな改善を図っています。

ストレスチェックによるデータは、職場の問題・課題を顕在化するためばかりではなく、従業員が働きやすい環境を構築するため活用しています。また、高ストレス者には医師面談によるフォローを実施しています。同時に、ハラスメント窓口を社内外に設置し、プライバシーに配慮しつつも、労働環境の速やかな改善を図っています。

ダイバーシティ(多様性)

女性社員や土木工学専攻以外の従業員が職場にもたらす、多様なものの見方や従来とは違う仕事へのアプローチを重要視しています。その一環として、役員を交えた意見交流会を通して、女性社員の意見のボトムアップを目指しています。
これらの取り組みによる従業員からの様々なアイデア、知識、視点、経験は、結果として包括的な意思決定につながり、最適の選択肢の取得に役立つと考えています。同時に、組織の創造性や革新性のみならず、働きやすい環境を生み出し、従業員のモチベーションの向上に寄与しています。

全社員に対する女性の占める比率

採用における女性の占める比率

役員と女性技術職員との意見交流会

役員と女性技術職員との意見交流会

従業員会

従業員で組織される従業員会を設立し、従業員の福祉の向上、従業員間の意見交流を目的とした活動を行っています。従業員からの要望、提案は、経営者と従業員とのコミュニケーションを図るための懇談会の議題として取り上げています。これらの取り組みを通して、経営者と従業員との相互理解の上、従業員が安心・安全に働ける環境の構築ならびに従業員の仕事に対するモチベーションの向上を図り、会社の発展を目指します。また、従業員会では、各部署で開催される従業員の交流を目的とした親睦会への補助を実施し、組織全体での風通しのよい雰囲気作りを後押ししています。

役員と従業員会代表の意見交流会

役員と従業員会代表の意見交流会

業務改善発表会

品質確保や生産性向上等の取り組みに関する社内の情報交換の場として、毎年、業務改善発表会を開催して、有効な方策については水平展開を図っています。

業務改善発表会

業務改善発表会

スポーツ活動紹介

様々な社内でのスポーツ活動(野球やフットサル等)を通して、従業員の健康維持、リフレッシュの向上を図るための環境作りを推進しています。

事業所対抗軟式野球大会優勝

事業所対抗軟式野球大会優勝

品質マネジメントシステム

品質方針

工事の施工と製品の製造・販売において、適用される法令・規制要求事項を満たし、発注者が期待する以上の信頼と満足を得ることを責務と定め、マネジメントシステムを継続的に改善し、不適合の発生を皆無とする。

適切な品質マネジメントシステム(以下:QMS)の構築・維持を図り、品質方針の確実な履行のため、1998年6月にISO9001を取得しました。QMSの運用にあたり、顧客のニーズに適切にこたえるべく、定期的に内部監査・外部審査を実施し、その有効性を常に監視・測定することで、顧客満足度の向上を図っています。

外部審査状況

労働安全衛生マネジメントシステム

安全衛生方針

当社は、『安全・安心・健康に働くことができる職場環境』を構築するため、「安全なくして企業は存続できない」ということを全員が理解し、一体となって下記の事項を積極的に実践することにより、安全な職場を目指します。

  1. 当社及び協力会社は共に協力し、安全衛生の原点に立ち返り、基本を忠実に実行する。
  2. 労働安全衛生関係法令及び諸規定を順守する。
  3. 安全衛生に関する知識・技能の習得に励み、安全の向上のために、工夫と改善に努める。
  4. 安全衛生活動の実行に当たっては、効果的な改善を継続的に実施する。

【2021年度 社長方針】  「安全・安心の確保」
適切な安全衛生体制の構築と運用、ならびに安全衛生方針の確実な履行のために2014年7月にOHSMSに登録し、2021年1月に ISO45001に移行登録しました。定期的な安全パトロールの実施、労働者からの意見を求める場としての安全衛生協議会や労働災害の原因及び再発防止対策等を調査審議するための安全衛生委員会の設置などの取り組みを通じて、労働災害の撲滅を目指しています。

Webによるオンライン安全パトロール

Webによるオンライン安全パトロール

社長安全パトロール

社長安全パトロール

労働災害統計

2018年以降の3年間では公衆災害や自責交通事故の件数は減少傾向にありますが、2020年度の労働災害(休業4日以上)は5件発生しています。労働災害撲滅に向けて、ヒューマンエラー対策のみならず、ヒューマンファクターの観点からの安全職場の構築を目指します。

労働災害・事故等の推移

労働災害の度数率・強度率の推移

自責交通事故撲滅への取り組み

自責交通事故を防止するため、交通事故防10戒を定めたカードを従業員に配布して、交通安全意識の高揚を図っています。加えて、新入社員を含めた若年層に対して、運転適性確認を実施して、運転免許取得後でも継続的な運転技術の指導を実施しています。
また、当社での事故発生時のドライブレコーダによる記録を利用した交通安全教育用DVDを作成し、交通安全教育資料として活用を図っています。

新入社員 運転適性確認

新入社員 運転適性確認

適切な作業環境の確保・維持

作業環境中に有害な因子が存在する場合、作業環境測定を実施して、その結果に応じて必要な措置を講じ、適切な作業環境の確保・維持に努めています。同時に、化学物質に起因する労働災害の撲滅を目的に、最新版のSDSによる危険有害性の確認ならびに適切なリスクアセスメントによる作業時におけるリスク低減の措置を講じるほか、労働者に対して安全衛生教育を実施しています。

作業環境測定(騒音)

作業環境測定(騒音)

作業環境測定(検知管)

作業環境測定(検知管)

感染症防止対策

新型コロナウィルスをはじめとする感染症防止の一環として、オンライン会議の実施、アクリル板の設置等の三密防止対策を講じています。同時に、部署内での消毒液設置や、本社エントランスに設置したサーマルカメラにより発熱を伴う職員・来客の入場規制ならびに不織布マスク着用の義務付けを実施しています。

本社役員によるオンライン会議

本社役員によるオンライン会議

サーマルカメラによるセキュリティチェック

サーマルカメラによるセキュリティチェック

女性社員参加による安全パトロール

女性社員参加による工事現場での安全パトロールを実施し、女性社員の視点がもたらす労働環境の改善や安全衛生面の向上を図っています。これらの取り組みを通して、現場においても働きやすい環境の構築を推進します。

女性社員による安全パトロール

女性社員による安全パトロール

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