建設用語小辞典

ランガー桁

意味

ランガー桁
ランガー桁

アーチ部分は軸方向の圧縮力だけを受け持ちます。実は直線で折れ線状に作られるのが普通です。一応、アーチの仲間ということにはなってますが。引っ張りとか曲げは下の補剛桁で受け持ちます。垂直の部材は引っ張りだけを受け持ち、圧縮材と違って座屈(ざくつ)とかの心配がないので細いものでよく、ローゼ桁とと比較すると、見た感じ細く全体としてスレンダーな形になります。大きなものでは桁の部分がトラスになります。
普通はプレートガーダーです。トラスになった部分はランガートラスと呼ばれるようです。Langerというドイツ人が考案したものです。ですが、ドイツではランガー桁とは呼びません。よその国では通用しないとしているサイトがありますが、検索すると langer girderも、langer archも外国で使われてます。逆ランガー桁というのが Wikipediaに示されていますが、これはどうも納得が行きません。垂直材は圧縮力を受けますし、ランガー桁では補剛桁にはアーチの圧縮力を受けて水平方向の力が働きますが、逆ランガーでは補剛桁は乗っかっているだけです。reverse langerで検索してみても外国では通用しそうにありません。これは 2ヒンジアーチに橋桁を乗せた構造でしよう。

英語

Langer girder,Langer arch


添付ファイル: file02031_langer.gif 77件 [詳細] file02031_reverselanger.gif 74件 [詳細]

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