建設用語小辞典

ワービット工法

意味

アスファルト舗装の表層に用いる工法の一つです。粗粒度アスコン(そりゅうど)を下層に敷いて、その上にアスファルトの多い富配合のアスファルトモルタルを薄く敷きならしておいて、この2つの層を同時に転圧して、モルタルを粗い表面に食い込ませてやると、耐摩耗性、たわみ性が両方、保たれるということで、なかなかに丈夫だったようです。大正時代によく用いられたそうですが、施工が難しく、上の層のワービットモルタルだけが寒冷地で用いられることがあるようです。砂、石粉、アスファルトを重量で4:1:1の割合で混合したもののようです。明治神宮外苑の聖徳記念絵画館の前の区道が1926年に施工されて現存するワービット工法による舗装です。このワービットですが、どうもワーレナイト・ビチュリシックを略したもののようです。

英語

warrenite bitulithic paving

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