アスファルト注入工法

アスファルト注入工法(自走式アスファルト注入車による注入工法)

セメントコンクリート舗装の修繕工法としてアスファルト混合物によるオーバレイ工法が用いられますが、この工法では、施工後、コンクリート舗装版の目地部や既設コンクリート舗装版のクラックに沿ってリフレクションクラック(ひび割れ)の発生が多く見受けられます。
このリフレクションクラック(ひび割れ)対策として、既設コンクリート舗装版の下に生じた空隙や空洞に注入材を圧入充填してコンクリート舗装版を安定させる工法が用いられます。
使用する注入材にはセメント系とアスファルト系の二種類がありますが、セメント系の注入工法では施工後の養生期間が2~3日必要なことや狭い空隙に充填が難しいことから、アスファルト系の材料を注入する工法が主流となっています。

特性と効果

自走式アスファルト注入車

■リフレクションクラックの抑制
狭い空隙まで注入材が充填されるため、リフレクションクラックの発生が抑制されます。
■注入圧の調整
アスファルトの注入圧力が任意に調整できるので、安全に確実な注入作業ができます。
■早期交通解放が可能
アスファルト注入後の養生は30分程度と短時間のため、早く交通開放ができます。
■自走式アスファルト注入車による施工
自走式アスファルト注入車による施工のため、機動性に富んでおり、1日当りの施工量が大きい。

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