コンクリート舗装

コンクリート舗装

一般に道路の舗装は、アスファルトコンクリート舗装(通称:アスファルト舗装)とセメントコンクリート舗装(通称:コンクリート舗装)に大別されます。

コンクリート舗装の機能・特性

コンクリート舗装はアスファルト舗装に比べ、わだち掘れ等の変形を生じにくく、摩耗に対する抵抗が大きく、表面が白色系なので夜間や暗部での視認性が良いなどの特色を持っています。 このような特色から比較的交通量の多い幹線道路やトンネル内等の舗装に用いられます。
高い技術が要求されるコンクリート舗装は、株式会社佐藤渡辺が得意とする舗装の一つであり、当社の保有するコンクリート舗装施工機械には、国内に数少ない中折れ式もあり、両勾配のコンクリート舗装にも対応可能です。

コンクリート舗装主な機能・特性
コンクリート舗装耐荷、耐久性を目的としたコンクリート舗装です。
着色コンクリート舗装着色セメントや材料に顔料を加えたカラーコンクリート舗装です。
パーミアコン
(ポーラスコンクリート舗装)
雨水を浸透させ、舗装体を通して地中に浸透させる機能(空隙率約25%、透水係数10-1cm/sec以上)をもつコンクリート舗装です。
パーミアストーン
(洗い出しポーラスコンクリート舗装)
自然石をパーミアコンの骨材に使用し、特殊工法で路面を洗い出した舗装です。特性・効果等はパーミアコン(透水性コンクリート舗装)に準拠しています。
パーミアカラー
(着色ポーラスコンクリート舗装)
パーミアコン(透水性コンクリート舗装)に塗料を吹き付け着色した舗装です。
パーミアフェース
(自然石調着色ポーラスコンクリート舗装)
パーミアコン(透水性コンクリート舗装)に自然石調カラー塗料を吹き付け着色した舗装です。
ベースパーミアコン
(各種透水性製品の下地舗装)
透水性舗装材の下地としてパーミアコン(透水性コンクリート舗装)利用すると、化粧材との一体化で雨水処理能力を高めた透水性床面となります。御影石等の自然石の下地として利用すると、透水性を高めるとともに、石の変色防止にも役立ちます。
高強度パーミアコン
(高強度ポーラスコンクリート舗装)
従来のパーミアコン(透水性コンクリート舗装)を重交通に対応できるよう改良した舗装材です。排水性アスファルト舗装に比べ、耐流動性・耐油性・明色性に優れ、排水性コンクリート舗装ならではのメリットがあります。
ステンシルクリート
(型枠着色舗装)
コンクリート舗装面に特殊型枠を設置・着色後、型枠を撤去することで、タイルや自然石調の舗装に仕上げる工法です。
ウォッシャブルコンクリート
(洗い出しコンクリート舗装)
コンクリート舗装面を遅延材等で洗い出すことで、意匠性を高めた舗装です。
RCCP
(転圧コンクリート舗装)
普通のコンクリートよりも水を減らした超固練りのコンクリートをアスファルト舗装で使用する機械(アスファルトフィニッシャ等)で敷きならし、振動ローラーで締め固める舗装です。アスファルト舗装用機械による施工のため、通常のコンクリート舗装と比べ施工が早く、最初から強度があるので早期に交通開放が可能などのメリットがあります。
モルタル舗装自由な押し抜き型枠で多彩なパターンの舗装表面を作ることができるカラーコンクリート舗装です。タイルや天然石風の表現も可能です。
連続鉄筋コンクリート舗装連続した縦方向鉄筋の配置により、コンクリート舗装版に発生するひびわれが分散するため、横収縮目地が無いコンクリート舗装です。そのため、車両走行時の収縮目地による騒音や振動が軽減されます。
増厚コンクリート
(コンクリート薄層オーバーレイ工法)
既設のコンクリート舗装上に、新しいコンクリートを付着させて機能を回復・向上させる工法です。新旧コンクリ-トの付着には前処理として、ハイドロミリング(超高圧ウォータージェットシステム)等によるブラスト処理が必要となります。
スリップフォーム工法型枠を設置しないでコンクリート舗装を施工する方法です。従来からの施工法であるセットフォーム方式の機械と異なり、路盤の上を機械が自走しながら、本体に付属した型枠をスライドさせて施工するため、型枠を事前に設置したり、撤去したりする作業が不要となります。

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