ひめの

ひめの(省管理少穂矮正国産選抜ノシバ)

手をかければ良くなる芝は数多く存在しますが、放置しても高い品質を保ち続ける芝はほとんど存在しません。あまり手をかけることなく、自然に高い品質を安定して保つ強い芝、それが「ひめの」です。
「ひめの」はゾイシアンジャパン株式会社が保有する国内屈指のノシバ遺伝資源コレクションから、約10年間の厳しい長期評価試験の結果選び抜かれた日本芝です。

※「ひめの」はゾイシアンジャパン株式会社の登録商標です。
※株式会社佐藤渡辺は、ゾイシアンジャパン株式会社のコンサルティング・パートナー(販売代理店)です。

特性と効果

■短葉:葉が短く、放置しても10cm以下をキープ
ひめのの葉の長さは、ノシバの中では短く、葉幅が広い葉姿です。ほとんどのノシバは放置すれば草丈が20~30cmになり荒く大型ですが、ひめのは5~6cm程度の草丈を保持します。

■強健:すりきれや踏圧への抵抗性が高い
ひめのは、葉が短く小さいにもかかわらず、ほふく茎は太く硬く丈夫です。そして、地下の根茎層(ライゾーム層)が厚く、ほふく茎が多いため、すりきれや踏圧に対する抵抗性が高く強健です。他の芝草(ノシバ、コウライシバ等)と比較しても、最上位に位置します。

■緻密:非常に密度の高いターフを形成
単位面積内の葉数の多さをもって緻密性を評価しますが、ひめのは非常に葉数が多く、一般のノシバの3倍以上の緻密性を有します。

■安定:放置しても安定して高品質
芝の安定性とは、放置(サッチング等の更新作業を行わない)によく耐えること、及び春の芽立ちが強いこと、生育のむらや徒長がなく草丈が平均に保たれることなどをいいます。ひめのはこの安定性が特に高い芝種であり、省管理型芝草の最も重要な特長です。

■濃緑:肥料がなくても自然に色が濃い
葉色が濃緑色の日本芝はほとんど自然界には存在せず、淡黄緑色がほとんどですが、ひめのはその数少ない濃緑色を有する芝種です。施肥を少なく放置した場合でも、生育は衰えますが、芝草の色落ちが少ない特性を有します。寒冷期の休眠期間は、他の芝草同様、葉色はオレンジ色の混じった淡黄色に変わります。

■少穂:穂がほとんど出ず目立たない
美観を損なう穂が少ないことも大きな特長で、穂を刈るための芝刈りが不要になります。

■耐寒:耐寒性も抜群で春の芽立ちも良い
耐寒性は在来ノシバと同等で、すでに冬季-13℃をピークとする試験圃を十数年越冬しています。そして、毎春の発芽は非常に良く、安定しています。

農林水産省登録品種

種苗法品種登録: 第9209号
品種登録の年月日: 平成13年8月16日
農林水産植物の種類および登録品種の名称: しば ヒメノ
育成者権者: ゾイシアンジャパン株式会社

※"ひめの"は品種登録第9209号の"ヒメノ"を意味します。

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