中温化アスファルト混合物

中温化アスファルト混合物

発泡剤、発泡強化剤などの含んだ特殊添加剤を混合物製造時に添加し、混合物中に発生する微細な泡により、混合性、施工性を向上させた加熱アスファルト混合物です。
このため、混合物の製造温度を通常の加熱アスファルト混合物に対し約30℃低減でき、製造時の燃料削減等によりCO2排出量の削減、省エネルギー化、交通開放時間の短縮につながる技術です。また、可使温度範囲が大きく施工性が改善されるため、寒冷地での品質確保、作業性の向上に寄与する技術でもあります。

■用途
・CO2排出量の削減による環境対策
・急速施工、早期開放による交通規制期間の短縮が望まれる工事
・寒冷地や冬期の温度低下が懸念される工事

特性と効果

■混合物温度の低減
製造温度を30℃低減すると、混合物製造時のCO2排出量を12~13%低減でき、混合物製造時の熱劣化が低減されます。また、仕上げ温度が低いため、養生時間が短く、早期交通開放が可能です。
■施工性の改善
通常の混合物に比べ20~30℃低い締固め温度でも、通常の混合物と同様な施工性が確保されます。

舗装体温度の低下例

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