型枠はコンクリートを流し込む鋳型になるものです。通常は木材で作り、あとで取り外しますが、たまに取り外さずに[[はめ殺し>殺し]]にするものがあります。

型枠をつくる大工は建築大工とは区別されます。ものによっては型枠大工の方が難しいことがあります。橋の高欄をコンクリートで作るときなど、複雑な形を、あとでどうやって取り外す(脱型といいます)か考えながら作っていきます。曲線でもあると接ぎ目の部分では複雑な立体幾何学を本能的にこなす必要があります。これで驚き、感心したことがありました。

型枠を形作る板を押さえる角材をバタ角とか、単にバタとか呼びます。とにかく10cm角くらいの角材がそうです。端太角とも書くようです。

壁の型枠で一番下に枕として敷く角材を敷きバタと呼びます。このバタがどういう由来の言葉なのか誰しも不思議に思うようで、「バタ角、由来」で検索して来る人もいます。英語のbatterという可能性は調べてみましたが、batter timber: 方杖、batter pile: 斜杭はありますが、バタ角に相当するものは見つかりません。やはり端太角、つまり半端で太い角材ということだろうと思います。

コンクリート舗装の施工を一日の終わりなどで途中で終わって[[施工目地>目地、ジョイント、継手]]を設けるときには打止め型枠、あるいは、舗装止め型枠というのを設けます。建築やトンネルなどではつま型枠、妻型枠と呼ぶようです。なぜ妻なのか、屋根の形で、長手方向に対する側面を妻といいますから、その伝で寄り添うものなんでしょう。寄り添うようで無くてならないのが妻でしょう。妻手方向という言い方もあるようです。リブ型枠というのがあります。リブは肋骨、あばらのことで、型枠に凹凸をつけて外すと筋模様が残るものです。

*英語 [#b024a55b]
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