意味

印篭抉り

木造建築の木材のつなぎ目の接合を確かなものにするため、あるいは戸、障子のような合わせ目で、すき間があかないようにするため、接合する材の片方、一般的には両方に溝を掘ったりすることです。抉りはえぐるという意味です。この抉という漢字ですが、决りと書いてある場合もあります。ネットの多数決では抉が多いようです。戸、障子の場合の戸抉りでは柱の建具の当たる場所に建具の端が入る溝を掘ります。もっと高級なのは印篭抉りといって、凸部と凹部を作って、かみ合わせます。実(さね)造りとも言います。板を同じような方法でつなぐのは実矧ぎ、あるいは本実(ほんざね)です。さらに手の込んだのは凸部が見えないようにする←本ざね端ばめ継ぎです。

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合抉りというのは、二枚の板を同じように半分だけ削り、かみ合わせて接ぐ方法です。梁や角材の場合は腰掛けと言います。

相欠き

似たようなので、ちょっと込み入っているのが相欠きで、二つの木材に同じような切り欠きを作って、これを組み合わせて接ぎます。

英語


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