意味

雑木の小枝を刈り取ったものです。薪として燃やすほかに、水に沈めて魚礁にしたり、絡み合わせて板状にすると柵に使えます。柵と書いてシガラミと読ませるようですが、ネットで「枝がらみ」と書いたのを見かけました。こう書いてくれれば意味ははっきりします。大きく束ねて水に沈めて魚礁にしたり、河川で水を勢いをそいで堤防の法面とか、粗朶沈床と言って川底を護るのに使ったりします。この方法は日本古来とかではなくて明治時代に招いたオランダの技術者が考えたものだそうです。川以外でも法面に低木を植えて護る場合に、網柵工(あみさくこう)といって苗木が育つまでの間、護るために木杭を打ち込んで、その間を粗朶や竹を編んで埋め殺しにしたりします。埋め殺した粗朶は腐植して木の栄養になるという環境にやさしい工法ですが、手間のかかるこの方法を今もやっているかどうか?

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関連用語

粗朶 粗朶沈床 網柵工 埋め殺し


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