*意味 [#c5b56eab] プレストレストコンクリートの略です。引っ張りに弱いコンクリートの中に入れた、高強度のPCケーブル、PC鋼線、PC鋼棒、PC鋼より線などのPC鋼材を引っ張っておいてコンクリートに固定すると、コンクリートにはあらかじめ圧縮力が働き、つまりプレストレスがかかって、荷重が載っても引張力がかからないようにすることができます。圧縮強度にはかなり余裕があるので、これでずいぶんと丈夫になります。PC鋼材は必ずしもコンクリートの中に入れる必要はなく、桁の外に出す外ケーブルもあります。こうした工法で作られた橋はPC橋ということになります。プレストレスをかける方法には大きく分けて2通りあり、プレテンション方式 (略してプレテン)ではPC鋼材をあらかじめ引っ張っておいて、そこにコンクリートを打設してから、PC鋼材を切断するというものです。PC鋼材にコンクリートがちゃんと付着していることが条件です。ポストテンション方式 (略してポステンとも呼びます。)とは、コンクリートの中に[[シース]]と呼ぶ鉄のチューブを埋めておき、コンクリートが固まって強度が出てから、PC鋼線などを差し込んで、これをジャッキで引っ張っておいてから固定してチューブの中の隙間には[[グラウト]]するものです。用途は橋だけでなく、舗装でも[[プレストレストコンクリート舗装]]というのがあります。 *英語 [#g644a80e] #html{{ <div class="related"> }} *関連用語検索 [#u0b99dfd] &tag(PC工法, PC鋼棒, プレストレス, プレストレス, プレテンション方式, ポストテンション方式, グラウト, プレストレストコンクリート舗装); #html{{ </div> }} #enull{{ &tag(P:日); }}