建設用語小辞典

PI

意味

二つあって、一つはアスファルトについての針入度指数の略語、もう一つは土についての塑性指数の略語です。アスファルトの針入度と軟化点とで、足したり引いたり割ったりして求める指数で、値が小さいものは感温性(かんおんせい)が高いとされています。その範囲について特に規定はないようです。

塑性指数は液性限界(LL)から、塑性限界(PL)を差し引いたものです。その値が大きい土は粘土分が多く、路盤に使用すると水の影響を受けやすく好ましくありません。下層路盤材料では6以下、上層路盤材料では4以下、安定処理材料では9以下などと規定されています。その液性限界(LL)というのは土がどろどろの液状態になる限界の含水比のことで試験法もJISで決まっています。塑性限界(PL)というのは、土が何とか ひも状にできる塑性状態から、ぱさぱさになる限界の含水比のことで、これもJISで試験法が決まっています。ですが、土を手のひらでコロコロと転がしてヒモになれば塑性、パラパラになる寸前の含水比が塑性限界というわけで、勘と熟練が必要です。まったく別の話ですが、最近、パブリックインボルブメントの略としてPIが使われています。

英語

Penetration Index

ページトップへ戻る