建設用語小辞典

銅葺(どうぶき)

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意味

胴版葺の屋根を探してこのページに来た人がいました。検索エンジンは胴と版、葺、屋根がどこかにあれば検索結果として表示しますが、実際にはありません。正しくは銅葺のようです。古い神社やお寺の屋根が淡い緑色で風情を出しているのは、この銅葺です。緑色は銅が水と炭酸ガスと結びついて塩基性炭酸塩になる一種の錆びです。これが出来ると保護膜になり、非常に耐久性があります。緑青色になるまでにはかなりの年月がかかります。最近では数時間で緑青ができる薬剤もあるようですが。緑青は毒ですが猛毒というほどでもないようです。ネットで探すと溶けないから体の中を通り抜けるだけで大丈夫とか、草餅などの色づけに使った例があるとかありますが、ほんとかな?と思います。ネットでは腐食に弱いというのも出てきます。これは新品のピカピカの時は手でさわって汗がついたりすると、そこだけが黒ずんでしまいます。年月を経れば金ピカの胴色からやがては黒ずんできて、次に緑青が出来てくるわけで、全体としては腐食に強いと言っていいと思います。

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