建設用語小辞典

覆工(ふっこう)

これらのキーワードがハイライトされています:セグメント

意味

(1)上部を覆う工事。地下鉄工事などで、掘削した上を車が通れるように覆工板を置いて覆工します。工事用道路などで一時的に鉄板を敷くのは敷き鉄板ですが、似たものなので覆工板と言うこともあります。最近は復工板と書くのも多いようです。元に戻すという感じで違和感はありません。ときに覆坑板と書かれているのを見ることがあります。穴=坑の上を覆う板ということなのでしょう。

(2)トンネルの周囲を固めるのが覆工。ライニングとも言います。覆工には強度を持たせるために重要な一次覆工と、その内側に主として化粧用の二次覆工あるいは化粧巻きというのがあります。化粧と言っても厚さ 30 cmくらいあるようですが。この覆工のコンクリート厚さを巻き厚と呼びます。コンクリートを打つのが普通ですが、シールド工法を行うような地盤の悪いところでは、事前にブロックにしたセグメント(分割された部分)を組み合わせて覆工にします。セグメントは普通は鉄筋コンクリートですが、鉄製もあります。

英語

lining

ページトップへ戻る