建設用語小辞典

節理(せつり)

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意味

岩の割れ目というか、英語で言うように岩のジョイントです。節理の入り方はいろいろあって、五角形や六角形の柱のような柱状節理、板のようになっている板状節理、球のようになっている球状節理などは、規則的に入っていれば、うまく風化するとしばしば絶景を生み出しますし、鉄平石(てっぺいせき)のように薄くはがれて、見栄えの良い建材にもなります。このように薄くはがれる石を、へげ石と言います。石を板状に割ったものを板石といいますが、へげ石は板石の仲間には入れません。そうした規則性のないものは単なる亀裂でしょう。トンネルなどの土木構造では節理は有り難いものではありません。似た言葉で層理というのがあります。節理はマグマの収縮や圧力などで生じたものですが、層理は堆積岩において堆積する物質が違い、層が分かれて成層していることです。層の分かれ目には層理面というはっきりした面ができることが多く、これが弱点になって岩盤が分離して落石や岩盤崩壊といったことが起こることがあります。

英語

joint,jointing

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