建設用語小辞典

熱硬化性(ねつこうかせい)

これらのキーワードがハイライトされています:熱可塑性

意味

加熱すると硬くなる化学反応を起こす性質のことです。この性質を利用したバインダとして熱硬化性アスファルトがあります。これはエポキシ樹脂を加えたものですが、熱硬化性を有する樹脂としてほかに尿素樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂などがあります。加熱すると硬くなるのではプラントで練れないということはなくて、いったんは軟らかくなって、さらに高温が続くと硬くなります。1度硬くなると、再加熱しても軟らかくはなりません。フェノール、エポキシ、ユリア、アクリル、ウレタンなどがそうです。反対に加熱すると、ぐにゃぐにゃと軟らかくなる性質を熱可塑性と言い、アスファルトも熱可塑性です。ほかにもポリエチレン、ポリスチレンなど数多くあります。熱可塑性は可塑性でも、熱可塑性エラストマーとか、熱可塑性樹脂、熱可塑性プラスチック(樹脂をプラスチックと言い換えただけのことです。)とかいうのがあります。熱可塑性エラストマーは、常温ではゴムみたいで、しかも加熱するとプラスチックと同じように成型したりできます。スチレンブタジエン系、オレフィン系、ポリエステル系、ポリウレタン系が4大TPEと呼ばれるもので、ほかにも塩化ビニル系、ポリアミド系、フッ素ゴム系などがあります。熱可塑性樹脂は1番ふつうのもので、熱すれば軟らかくなり、冷えると固まるものです。熱可塑性がつく樹脂は何度でも熱すれば軟らかく、冷えれば硬くなります。

英語

thermosetting

当社商品

エクセレント-エポック(高耐久型アスファルト舗装)

ページトップへ戻る