建設用語小辞典

灯籠(とうろう)

これらのキーワードがハイライトされています:奥の院形灯籠

意味

灯籠にはいろいろな形がありますが、基本形は宝珠(ほうしゅ、ほうじゅ)、笠(かさ)、火袋(ひぶくろ)、中台(ちゅうだい)、竿(石) (さお、さおいし)、基礎(きそ)、基壇(泥板)(きだん、どろいた)の順になっています。西ノ屋型が対応します。宝珠というのはほんとに宝のような玉ということなので、普通は擬宝珠です。春日型には竿の中間に中節(ちゅうせつ)があります。奥の院形灯籠というのは、素人目には春日型と見分けがつきません。春日神社の奥の院(大きな神社で本殿の後ろに本尊などを安置するところ)にあったのが奥の院型の原型とされており、ちょっと彫刻の手が込んでいるのが奥の院型ということになるようです。岬型や瓜実型のような竿が無くて中台を直接置く形式のものは、置灯籠(おきどうろう)です。基礎が無くて竿を地面に突き立てる感じのものは埋込燈篭です。織部型がそれに当たります。出雲灯籠というのがありますが、これは形ではなくて、材料が島根県松江市付近で出る褐色の凝灰質砂岩で出雲砂岩とか、品よく言えば来待石(きまちいし)で造る灯籠のことです。来待石というのは宍道町来待地区でしか採取できないんだそうです。来侍石は間違いのようです。

西ノ屋型、春日型、織部型、琴柱型

西ノ屋型
春日型
織部型

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岬型、瓜実型、雪見型

岬型
瓜実型
雪見型







 

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