建設用語小辞典

火薬類(かやくるい)

これらのキーワードがハイライトされています:火薬取扱所

意味

火薬類には黒色火薬を代表とする燃焼ガスの膨張で破壊する単なる火薬と、燃焼の速度が音速を超えるくらい速く、ダイナマイトに代表される衝撃で破壊する爆薬とがあります。爆薬の中には含水爆薬と言うのがあって水を含んで液体状のエマルジョン型とドロドロのスラリー型とがあります。雷管、信管みたいに、これらを組み合わせて金属の管などに詰めたものは火工品ということになります。花火も金属の管ではないけど火工品です。信管というのは雷管と起爆してから本爆発の時間を調整したり、爆薬までの距離を稼いだりします。火薬類は、火薬、爆薬は火薬庫に、火工品は火工品庫と別々に保管するのが原則です。量が少なければ隔壁で仕切って保管することもできます。小さな現場で扱う量が少なければ火薬取扱所で保管できます。いよいよ使う段になったら別の設けた火工所で親ダイ(おやだい)雷管(らいかん)をとりつけたりします。取扱所と火工所は特に盗難、火災などの危険を防止する必要があり、見張り所 を設けたりします。こうした火薬類を取り扱うには保安責任者か発破技士の資格を持つ人が従事します。それを監督するのは保安責任者免状を有する火薬類取扱保安責任者で正・副・代理の三人が必要です。

英語

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