建設用語小辞典

水抜き

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意味

水抜き

(1)擁壁(ようへき)とか石積み(いしづみ)、あるいは法面(のりめん)の背面に水が溜まらないように、直径 4-5 cmくらの硬質塩ビパイプなどを設けるものです。右の図はコンクリート吹きつけの場合で、止め釘で留め、要所々々にちょっと長いアンカーを使っています。
(2)地すべり対策で、地山(じやま)に水平にボーリング(水抜きボーリング、排水ボーリングです。)して穴あきのパイプを埋めるのも水抜孔です。みずぬきあな、みずぬきこう、単にみずぬき、どれでも構いませんが、みずぬきこうと言うと
(3)トンネル工事で、水の湧き出しが多すぎるときに、本線とは別に小さな水抜きトンネルを設けることがあり、別名を水抜き坑といいます。地山の中に地下水の通り道:みずみち(水道)が出来ていることがあります。これに出くわすと思わぬ出水で切羽(きりは)が崩壊したり、地山がゆるんだりして支保工(しほこう)覆工(ふっこう)も終えてから土圧が増える後荷(あとに)という現象が起きて変形を招いたりします。

英語

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