建設用語小辞典

比重(ひじゅう)

これらのキーワードがハイライトされています:かさ比重

意味

言わずと知れた単位体積あたりの重量ですが、これにも計り方による違いがあります。コンクリートでは骨材(こつざい)について表乾比重というのがよく用いられます。これは表乾重量と水中重量との差から体積を求めるという点は、アスファルト舗装の骨材についてのかさ比重と同じですが、体積で割る分母の方は、表乾比重が表乾重量であるのに対してかさ比重では乾燥重量です。アスファルト舗装の方では骨材のみかけ比重というのもあります。この場合は体積を乾燥重量と水中重量との差から求めて、乾燥重量を割ります。こうすると、みかけの混合物の体積から水が入りこむような微小な空隙を除いて比重を求めることになります。みかけ比重はアスファルト混合物の理論最大密度(理論密度)の計算のときに用います。こうして骨材の比重の計り方を変えるのは、必要なアスファルト量を計算するときに、水を吸収する骨材は同程度の量のアスファルトを吸収すると考えられるからです。この分のアスファルトは骨材の接着剤としての働きはしないことになります。→比重、密度、単位体積重量

英語

specific gravity

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