建設用語小辞典

梁(はり)

これらのキーワードがハイライトされています:支点

意味

桁行

梁のことなど用語辞典に載せるまでもあるまいと思われるかも知れません。では桁(けた)との違いはお分かりですか? 橋桁と橋梁はどう違う? どちらも上からの荷重を支える構造材です。構造力学の教科書では、より広い意味の梁の方を使っています。何となくですが、橋桁というと橋梁の部品といった感じです。梁で支えるところ(支点と言います。)が片側にしかないのは片持梁(かたもちばり)です。木造建築では建物の長手方向の梁を桁といって区別しているようです。また、大梁は柱と柱の間に張り渡したもの、小梁は柱と柱の中間で桁と桁のの間に張り渡したものだということです。桁行というと、屋根を支える小屋梁に直角な方向、ふつうは長手方向、(桁行方向といいます)の長さで、梁間(はりま)は小屋梁に平行な方向、梁間方向と言います。の長さということになります。小屋梁の上には小屋束が乗り、屋根を支える母屋桁を支えます。桁側というキーワードで来た人がいましたが、調べてもはっきりはしませんが、いくつか使われている場面を見ると桁行方向の側面のようです。普通はこれが正面になります。軒側も同じ意味のようです。軒側にはふつう、軒先があります。梁間方向に対して梁側とは言いません。それは妻側です。それなら桁側を夫側と言ってもよさそうなものですが、そうは行きません。そうだったら、妻に「普通は夫側が正面だぞ」と言えるのですが。「いや、あんたは平側よ」と反撃を食ったら引き下がるほかありません。

英語

girder,beam

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