建設用語小辞典

施主(せしゅ)

これらのキーワードがハイライトされています:元請け

意味

土木・建築工事の依頼主です。本来、発注者と一致するのが普通ですが、工事を請け負った請負者が工事のある部分を下請けといって他の業者に発注すると、請負者が発注者になります。その下請けが、さらにある部分を下請けに出すのが孫請けです。一部分でなくて全体を下請けに出すのが丸投げです。こうして下請け、孫請けしても施主だけは同じで変わりませんし、施主に対して工事完成の責任を負うのは最初の請負者、つまり元請けです。施工能力のない業者が元請けになって、能力のある会社に丸投げで発注するのは上請け(うわうけ)です。もちろん禁止されていますが。同じ能力の業者どうしが、既にある基地などの関係で横請けが得策な場合があります。「請負の字の由来」で検索がありましたが、漢和辞典には無く日本での造語のようです。中国語では合同と訳されるようです。これは意味がわかりません。このページをGoogleの翻訳サービスで中国語に翻訳すると、契約も合同と訳されるようです。よく見ると請負は承包に訳されたりしています。請負は「請: 御願い」して「負: 責任を負う」のだろう、と思います。漢和辞典を見ると、請は官や上位者に対してのお願いのようです。請負業者は承建商と訳されています。

英語

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