建設用語小辞典

支保工(しほこう)

これらのキーワードがハイライトされています:盛替え

意味

荷重や圧力を支えるために、木材・鉄材などで組み合わせた一時的な仮設物です。英語の timberingからも分かるように、もともとは木製でした。鋼製なら鋼製支保工です。だいたいH形鋼をアーチ型に曲げたものです。これが地盤にめり込みそうな場合には脚部にウイングリブという長い三角の板を付けて、さらにコンクリートを吹き付けたりして接地面積を大きくしたりします。ウイングリブというのは飛行機の翼に厚みを持たせる断面を形作る板からの連想でしょう。支保工に厚みを持たせるということでしょう。枝梁(えだばり) branch strutはトンネル支保工の一部材です。トンネル工事でコンクリートを巻立てるときに、じゃまになる支保工をはずすことを木外し(きはずし)といいます。荷重は他の方法で受けるようにしておきますが、代わりの支柱に荷重を移し替えるための設備を盛替え(もりかえ)と言い、移し替えるのは盛替えるです。これまで支保工で受けていた荷重を覆工(ふっこう)盛替えたりするわけです。一次支保と言う言葉がありますが、ここに説明したようのものと吹き付けコンクリートやロックボルトのように、せっかく掘ったのが崩れないようとにかく一時的に支えるものを総称するものです。

英語

timbering

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