建設用語小辞典

帯筋(おびきん)

これらのキーワードがハイライトされています:フープ応力

意味

らっきょ

鉄筋コンクリート柱の主鉄筋に巻きつけるようにした水平方向の鉄筋です。バックリングを防ぐのが目的です。帯鉄筋の方が正しい名称のようです。この鉄筋は気休めなどではなくて、大変な力・hoop stress が働くようです。日本語はフープ応力とか張り応力とかになるでしょう。引っ張り応力の仲間です。円筒形の柱に垂直に力を掛けると円周方向には垂直圧力の二倍の応力が発生するようです。hoopというのは桶のタガのことです。柱などで円形になったものはフープ筋(hoop )、バンド筋とも言います。また、らっきょ(バンド)というのは、その形で、右図のように組み立てるときに、上辺をつながずに、別に冠筋というのを添える方法のことを言います。なぜらっきょなのか、冠筋まで考えると鉄筋が二重、三重になっているからなのでしょう。なぜ、そんなことをするのか、多分、組み立ての順序の関係で、先に上辺をつないでしまうと、中の主鉄筋を配置するのに都合が悪いのでしょう。

英語

hoop tie ,hoop lateral tie

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