建設用語小辞典

履帯(りたい)

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意味

ブルドーザのタイヤの代わりをする帯みたいなのの正式名です。一般にキャタピラといっているのはキャタピラ社が最初に開発したどこでも走れる無限軌道トラクタの商標でもありますが、履帯の代名詞にもなっています。caterpillerはもともと毛虫の意味で、ぞろぞろ這うイメージです。現場では下駄、こうした下駄を履いている機械を下駄ものということもあるようです。正式にはクローラ型つまり這う型だと思いますが。タイヤを履いている機械はタイヤものだそうです。履帯を動かしているのは軌道輪というやつで、自転車のチェーンを引っかけている歯車・スプロケットと同じです。後ろのがそうで、前にあるのは、ついて回るだけの誘導輪、もちろん他に役目はありますけど。転輪というのは、あたかも履帯の上を転がっているように見えるやつで、これが重量を支えています。上転輪というのは上側についている小さなローラみたいなやつです。履帯がただの鉄板(履板と言います)を並べたのでなくて、少し平ったい三角のとんがりを下のしたものがあります。これは湿地履板(りばん)と言って、湿地のようなぬかるみでも滑らずに走れるというもので、これを履いたブルドーザか湿地用ブルドーザ、略して湿地ブルです。普通のブルは陸ブル(おかぶる)ということになります。ショベルが履いていると湿地ショベルです。ブルがぬかるみで動けなくなるとかめになったといいます。泥の中なら泥亀、岩場の中なら石亀だそうです。亀というのは車の場合にも大きな段差を乗り越えそこなった場合にもいいますね。

英語

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