建設用語小辞典

初期ひび割れ(しょきひびわれ)

これらのキーワードがハイライトされています:沈下ひび割れ

意味

コンクリートやモルタルなどで、硬化が始まる前の初期に発生するひび割れのことで、打設してから数日内に出るものです。プラスチックひび割れ、沈下ひび割れ(別名 セッティングひび割れ setting shrinkage crack、乾燥収縮ひび割れというのもそうでしょう。)などの種類があります。セッティングというのは、生のコンクリートがまだ強度は出ませんが何とか固体の状態になることで、日本語にすれば凝結ということになります。プラスチックひび割れは、風の強いときなどに急激に乾燥して長さ数cmから数mのものが狭い範囲にたくさん出るものです。セメントが悪い場合にも出るようです。全体としては、まだ固まりきらないプラスチックな状態の時にできるので、プラスチックひび割れと呼ばれます。沈下ひび割れはコンクリート版に出る初期ひび割れで、余分な水がブリージングによって浮き上がり、コンクリートの面が沈下するときに、固定された鉄筋や粗骨材が頑張って、その位置にそってひび割れを生じるものです。鉄網(てつもう)かぶりが不足したり、コンクリートのコンシステンシーが不均一だったりすると格子状に生じることがあるようです。

英語

early crack,initial crack

当社商品

コンクリート舗装

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