建設用語小辞典

冠り穴(かんむりあな)

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意味

冠り穴

トンネル工事の発破(はっぱ)で、切羽(きりは)の一番上方に穿った発破孔のことです。中央のものは最初に爆発させる一番大事な孔で心貫(しんぬき)(心抜き、芯抜き孔)です。これは発破の効率を良くするために、壊れやすい自由面を作るためのもので、ウェッジカット(二つの穴を先端で一致するようにV字形に掘る)、ピラミッドカット(4(3)つの穴を先端が一致するように掘る)、バーンカット(中央に掘るばか穴のようです。)、ノーカット(全部の穴を壁面に垂直に掘る。cutは先端が交わって切り取る感じなのでしょう。)など、種類があります。両脇は払い(穴)、下部のものは踏前穴(ふまえあな)と言い、重量を持ち上げて爆破するので火薬量が多くなります。爆薬は詰めないが爆破を助ける目的で設ける孔を助孔(すけあな)、払い助、あるいは単にすけ、ばかあなと言います。正しい用語は無装薬孔のようです。爆薬を詰めるものでは芯助けというと、これは芯抜きの次に芯抜きを助けて起爆するものです。払い助がその次、次は払い孔、次が踏前孔、最後が隅踏前といった感じです。踏前というのは切羽の一番下の部分のことで、その左端、右端が隅踏前ということになります。この項の説明図はにあったものを参考にしたものです。ばかあなには、ボルトなどを通す穴が大きすぎるのもそうらしいです。役に立つばかと役に立たないばかがありそうです。産廃・リサイクル・環境用語辞典に図があります。すけというのは補助的なものにつけられるようで、足場とかで、ちょっと危ないかな?というときに添える柱は助柱だそうです。スネイクホールというのは盤下げ(ばんさげ)などのために、ほとんど水平に掘る発破のための穴です。

英語

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