建設用語小辞典

全層(ぜんそう)なだれ

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意味

斜面に積もった雪が、地面からこそげるように滑って発生する雪崩です。底なだれという呼び名もあるようです。雪の内部あるいは上からすべり始めるのは表層なだれです。雪崩の分類ではこのほか、小石を投げて発生するような点発生、とその逆の面発生、それにその雪が乾いているかどうかで、乾雪、湿雪の分類を組み合わせて、点発生乾雪表層なだれなど3×2=6通りの分類があります。雪が乾いているか湿っているかは感じの問題ですが、衣服についた雪が振り払えるようなら乾雪でしょう。水でべちょべちょになった水べた雪あるいはシャーベットは、明らかに湿雪でしょう。このほか、積もった雪の分類ではふかふかした新雪、しまり雪、ざらめ雪などの呼び名があります。雪がつながり合って車両が通ってもくずれなくなると、圧雪ということになります。雪の降り方で言えば、こな雪、ぼたん雪、吹雪とありますが、地吹雪となると降るのではなく地面に積もっている雪が吹き上げられるもので、当然風も強くて大変になります。

英語

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