建設用語小辞典

伸縮装置(しんしゅくそうち)

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意味

橋桁は温度によって伸び縮みします。このため、桁が橋台とぶつからないよう、また桁と桁がぶつかり合わないよう、遊間(ゆうかん)を設けて、乗り心地を確保するため、また、床版の保護のために継手が必要になります。伸縮継手、エクスパンション、エキスパンション、エキスパンションジョイントとも言います。元の英語は同じですけど。橋の長さによって伸び縮みの量は違い、いろんな種類があり、動きの小さいものは遊間(ゆうかん)にゴム、アスファルトなどを詰めておく突き合わせジョイント、あるいは突き合わせ継手、遊間(ゆうかん)の上に鉄板を敷いて、その上に特殊の伸縮に強いアスファルト混合物の舗装を設ける埋設ジョイントなどがあります。遊間(ゆうかん)が大きくてこれらの方法がとれない場合は、くし形継手あるいはフィンガージョイントといって、くしをかみ合わさった形のものが用いられます。本州四国連絡橋のような長い橋ではこの長さが2 mにも及びます。伸縮装置は橋に限らず、配管とか建物と建物をつなぐ場合も必要になります。地震による動きも考慮する必要があります。最近、伸縮装置 荷重支持型 意味という言葉で、このページがヒットしましたが、継ぎ手自体が荷重を支持するということで、ゴムやアスファルトを詰めただけのもの以外は荷重支持型でしょう。ゴムやアスファルトも少しは荷重を支持するでしょうが荷重の大きさに比べれば無視されるでしょう。荷重支持型となると、きちんと計算しておく必要があります。

英語

expansion joint

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