建設用語小辞典

ホイールトラッキング試験

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意味

アスファルト混合物の、わだち掘れのしにくさを試験する試験です。専門家の間ではWT試験と略して書くこともあります。30 cm角、厚さ5 cmの板を作って、夏の高温を想定した温度で、その上を小さなタイヤで往復させ、1 mmのわだち掘れができるのに何回往復したかを調べます。これを動的安定度と呼びます。よく略してDSと呼ばれます。1分間あたりのわだち掘れの深さをRD (Rate of Deformationの略)と言いますが、最近はアスファルト混合物が丈夫になったせいで、数字が小さ過ぎるのと、DSと、一定の関係があり、同じ情報なので用いられなくなっています。ここに説明した試験法は日本独特のもので、国によって違います。試験機の名称もイギリスなどは日本と同じですが、アメリカは標準的なものが、APA(Asphalt Pavement Analyzer)、フランスだと、wheel trackerとか、French Rutting Tester(FRT)(英語の読み方で同じものです。商品名としてはORNIEREURのようです。)、ドイツだとHumburg-Wheel-Tracking Deviceになり、それぞれ、供試体の大きさなどが違います。

英語

Wheel Tracking Test

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