建設用語小辞典

ステージング工法

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意味

橋の上部工を架設する工法の一つで、支保工(しほこう)を使って、下から支えるようにして橋をかける方法です。この支保工(しほこう)をステージングといったりベントといったりしますが、このベントの語源はなぞです。桁下高が、あまり高くなく、川の水が少ないときに用いられる工法です。ベントの英語は多分、Vventでしょう。ベンチレーションの ventで出口、排気口とか煙突とかいう意味です。鋼材を四角形の枠に組んだ支柱を使うようで、それが西洋式の煙突の形に似ているのでしょう。ステージングの方が意味は広く、ベントも含むのでしょう。もう一つ、代表的な工法で、谷が深いときなどにはケーブルエレクションで、これは橋台や橋脚の上、あるいはそのうしろに塔を建てて、ケーブルで橋の部材を吊ったりして架設する工法です。ケーブルを両岸に張り渡して、仮の桁をつり下げて、吊り橋のような格好にして、その橋の上で橋を組み立てるのが、ハンガーロープ方式、部材を塔からロープで直接つる斜め吊り工法、両側の鉄塔からロープを吊って、部材を引き出すようにする相吊り工法などがあります。

英語

staging eretion

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