建設用語小辞典

グースアスファルト舗装

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意味

トリニダッドエピュレのような硬いアスファルトをクッカ-車 cookerと呼ばれる加熱混合のためのケットルを積んだ車両で220-260℃の高温に加熱して液状にし、これを流し込んで舗装とするものです。ローラでの転圧はしませんというかできません。昔は流し込みアスファルトと訳していたそうです。鋼床版などの防水層としてよく用いられます。この舗装のための混合物は当然グースアスファルト混合物です。表層として用いる場合は、ロールドアスファルト舗装と同じように、チッピングします。軟らかいストレートアスファルトに石粉(いしこ)を多く入れても、似たようなものが作れます。日本ではマスチックアスファルト(アスファルトマスチックでもいいようです。)、あるいはサンドマスチック sand masticと言って区別し、貯水池などの防水層として使いますが、欧米ではマスチックアスファルト mastic asphaltは、むしろグースアスファルトを指すようです。というか、多分、日本ではドイツから入ってきて、ドイツ語の発音が残っているのでしょう。

英語

mastic asphalt

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