建設用語小辞典

ガセット

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意味

ガセット

トラスの格点のつなぎ目は添接板あるいはガセット、ガセットプレートというあて板をあてて、リベットなどの鋲で固定します。ガセットだけで板の意味があります。もともとは洋裁で縫い合わせだけでは強さが不足するときの、あるいは継ぎ当てのあて布の意味です。また、袖口とか動きの多い部分に余裕を持たせる、バッグなどで口が大きく開くように横っちょにマチを取るあて布とか皮もそうらしいです。この意味でのガセットは建設関係ではありません。あまり使いませんが、辞書には継ぎ目板があって英語は別になっています。あて板を留める鋲がリベットです。このようにリベットで接合するのがリベット継手です。こうゆう接合方法をリベット接合といいます。溶接だったら溶接継手ですけど。リベットにはいろいろな形がありますが、橋梁で一番使われるのは丸リベットでしょう。出っ張りを嫌う場合に皿リベットを使って、リベットの頭が鋼材の中に埋まるようにしますが、その部分は力の伝達では無効という計算をします。まったく無効ではないでしようが、不確実ということです。図に示したリベットの形は打つ前の生リベットですが、これを真っ赤に熱したものをリベット穴に差し込んでおいて鉄砲とも呼ばれるリベットハンマーで叩いて反対側の頭も作るわけです。音を聞くと鉄砲というより機関銃です。裏側には当て盤というのをあてておきます。平リベットは橋などの構造物には使われないと思います。常温で金づちで叩いて潰せるようなアルミ製のはよくありますけど。革製品の鋲もそうでしよう。なべリベットも似たものでしょう。

英語

gusset

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