建設用語小辞典

アスファルテン

これらのキーワードがハイライトされています:レジン分

意味

アスファルテン

アスファルトの主成分の一つで、ノルマルペンタンに溶けず、ベンゼンに溶ける成分ということのようです。分子量が1,000~5,000と大きく、アスファルトが劣化すると増えます。ストレートアスファルトでは、20%以下、老化すると30%以上になります。ブローンアスファルトでは20~50%程度含まれています。ノルマルペンタンに溶ける部分はマルテン(ペトローレンとも呼ばれるようです。)というのがあって、この中にアスファルテンがコロイド状に浮遊しているのだそうです。マルテンはさらに活性アルミナに吸着されるレジン分とオイル分に分けられるということです。このほか、アスファルトに含まれている成分に二硫化炭素に溶けて四塩化炭素に溶けないカーベンというのがあり、これが0.5%より多いのは製造のときに加熱し過ぎだということです。アスファルトの科学的組成は?というと、炭化水素が主体ですが、ごちゃごちゃと化合した誘導体という化合物になっていて、個々に取り出して分析はできないようです。そのため、アスファルテン、レジン分、飽和分、芳香族といった大まかな分類で分析されます。

英語

asphaltene

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