建設用語小辞典

すべり止め舗装(すべりどめほそう)

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意味

すべりにくくするためのすべり止め工法を行った舗装です。路面を粗くするのが効果的で、そのためにアスファルト舗装では使用する骨材は角張りがあって固くすり減りにくいものが用いられ、これをアスファルト混合物の骨材として使用するか、あるいはチッピングしたりします。あるいは表面が粗くなる開粒度の混合物を用います。また、合成樹脂の接着剤を塗布しておいて、固い小粒径の骨材を散布して接着させるニート工法などがあります。これは骨材にカラー骨材を使ったり、ガラスを使ったりするとカラー舗装、光る舗装にもなります。すべり止め舗装に使う骨材は硬い方がいいわけですが、その硬さを表す尺度にモース硬度あるいはモース硬さというのがあります。これはダイヤモンドの硬さを10、滑石の硬さを1として、モース硬度計という、いろんな硬さの鉱物を集めたもので、石の表面をひっかいて傷ができるかどうかを比較して硬さを決めるものです。硬い骨材とされるエメリーは8とか9、シリカサンド(珪砂(けいさ))で7程度です。

英語

anti-skid pavement

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