建設用語小辞典

TA

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意味

Total thickness of Asphalt concrete らしいです。アメリカ生まれの言葉ですが、あちらでこういう言い方をしているわけではありませんし、日本での使い方は似てはいますが少し違います。意味としては、アスファルト舗装の路盤から表層のすべてをアスファルト混合物で造ったとした場合の必要な厚さです。実際の舗装は表層、基層、上層路盤、下層路盤と異なる材料で造られるのが普通ですが、それぞれの材料と安定処理とかの工法の組み合わせについて、統計的なのか、経験的なのか、よく分りませんが、1cm厚がアスファルト混合物の0.35cmに相当するとかいう等値換算係数がアスファルト舗装要綱で定められていて、各層の換算厚を計算して合計したものが、所要のTAを満足するかチェックするわけです。ところで、舗装の修繕をするときは残存TA、記号ではTA0が登場します。既存の舗装の状態によって求める方法が舗装要綱、維持修繕要綱に出ていますが、これがティーエーゼロなのかティーエーオーなのか、考えると夜も眠れないという質問がきました。多分、ゼロだろうと回答したのですが、hoso-mlで議論してもらったのですが、いろいろ考えていただいて、結果、以前にも同様な議論があって、権威の方がゼロであると明言されたということで、間違いありません。夜も寝ずに調べてくれた人がいたようです。

英語

coefficient of relative strength

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