建設用語小辞典

PC工法

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意味

プレストレストコンクリートの略です。引っ張りに弱いコンクリートの中に入れた、高強度のPCケーブル、PC鋼線、PC鋼棒、PC鋼より線などのPC鋼材を引っ張っておいてコンクリートに固定すると、コンクリートにはあらかじめ圧縮力が働き、つまりプレストレスがかかって、荷重が載っても引張力がかからないようにすることができます。圧縮強度にはかなり余裕があるので、これでずいぶんと丈夫になります。PC鋼材は必ずしもコンクリートの中に入れる必要はなく、桁の外に出す外ケーブルもあります。こうした工法で作られた橋はPC橋ということになります。プレストレスをかける方法には大きく分けて2通りあり、プレテンション方式 (略してプレテン)ではPC鋼材をあらかじめ引っ張っておいて、そこにコンクリートを打設してから、PC鋼材を切断するというものです。PC鋼材にコンクリートがちゃんと付着していることが条件です。ポストテンション方式 (略してポステンとも呼びます。)とは、コンクリートの中にシースと呼ぶ鉄のチューブを埋めておき、コンクリートが固まって強度が出てから、PC鋼線などを差し込んで、これをジャッキで引っ張っておいてから固定してチューブの中の隙間にはグラウトするものです。用途は橋だけでなく、舗装でもプレストレストコンクリート舗装というのがあります。

英語

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