建設用語小辞典

OGFC

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意味

Open Graded Friction Course:直訳すると開粒度摩擦層です。排水性舗装と同じような粒度(りゅうど)の舗装ですが、アメリカで用いる厚さ2cm以下程度のすべり止め、水はね防止を目的とした薄い舗装で、舗装の構造としては計算に入れません。構造として取り扱わないという意味ではシールコートの仲間ということになります。最近、アメリカでPEMという言葉が使われるようです。Porous Europe Mixtureの略で、ポーラスヨーロッパ混合物ということになります。OGFCの空隙率は15%程度なのに対し、PEMは18-22%で空隙が多く、これだけ空隙が多いと、バインダには改質アスファルトを用いるのが普通で、また、骨材は転圧のときに割れない硬質のものが必要になります。最近ではまた、PFCという略語も使われはじめました。これはPermeable Friction Course 直訳すると透水性摩擦層で、実体は PEMのヨーロッパが入った言い方を避けたものでしょう。また、OGFCやPEMのように、表層に用いるものではありませんが、アメリカでATPBというのがあります。これはAsphalt treated permeable baseという透水性アスファルト安定処理路盤の略称で、舗装下の水を早く抜くためのもので、抜いた水を取り去るための地下排水の処置も必要になります。

英語

関連用語

開粒度 粒度 シールコート

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