建設用語小辞典

5t換算輪数(ごとんかんさんりんすう)

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意味

正しくは、5t輪荷重換算輪数というようです。今では、ISO単位になって49kN換算輪数というのが正しいことになります。輪荷重は車の1つの車輪の荷重のことで、トラックのダブルタイヤは1つと数えます。軸荷重あるいは軸重というと軸の両側の2輪の荷重で、輪荷重の倍になります。アスファルト舗装の設計では、5tの輪荷重が何回通るまで持つかを問題にします。そのため、実際に走っている車の輪荷重を5tの輪荷重の何回分に相当するかを計算します。この換算の仕方は、いわゆる四乗則で計算します。四乗則というのはAASHO試験で導きだされた、輪荷重の舗装の疲労に対する影響は輪荷重の四乗に比例するということです。つまり、トラックの輪荷重が5t、乗用車の輪荷重が0.5tだとすると、トラックは乗用車の10,000倍、アスファルト舗装を壊すということてす。また、以前は設計輪荷重という考え方もありました。これは交通量区分によって輪荷重の大きさを変えるというものです。ちなみにアメリカではESAL Equivalent Single Axle Load 訳すると等価単軸荷重が設計に用いられます。この場合は車両の軸の両輪分の荷重としてとらえていて、これが確か18,000ポンド゙ですから(追加:間違いありません。アメリカでは18kipという言い方をします。kilo poundsの略です。)、輪荷重とすれば4.1トンということになります。KESALというと1000ESALということになります。

英語

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