建設用語小辞典

ずり

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意味

トンネル工事では岩石の屑をずりと呼びます。時に石ヘンに屑と書いた文献を見ることがあります。JIS第二標準にもない漢字ですが、感じとしてはよく分かります。読みの方は、知らない人には無理でしょうが。石ヘンに井と書いたものもあったようです。これも漢和辞典とかでも見つからないでしょう。自然にできた岩の屑は岩屑(がんせつ、いわずりでもいいようです)と言うようで、これが山の斜面にいっぱいあってナダレになると岩屑なだれ、流れるようにナダレると岩屑流と呼ばれます。ずりを運び出すのをずり出しと言います。ずりを運ぶトロッコがずりトロです。近頃では、トロッコなるものを見る機会はほとんどありませんが、昔はちょっとした工事で土の運搬とかによく使ったものです。要するに台車で、それがレールの上を動くようになっています。大がかりになると機関車もつきます。レールの幅は普通は762 mmで、黒部ダムに残っていますが、昔はこの幅の軽便鉄道というのがあって、可愛いい蒸気機関車もありました。トンネル工事用のものは丈夫で鋼鉄製なので鋼車という呼び方もあります。トロッコの語源ですが、どうもトラック truckのようです。英語ではこのほかにも、bogy, bogie, bog, buggy, car, handcar, lorry, skip, slipe, tram, tramcar, trolley, trollyなど、様々な言い方があります。鉱山、トンネル、鉄道などの使う場所、動かす方法で言い方が違ったようです。日本語としてのトロッコは「とろこい」という意味をかけたのではないでしょうか? ずりトロなどを使ってずり出しをするのはレール工法、タイヤのついた車を使うのはタイヤ工法ということになります。トロッコの一種で三角形の鉄製の鍋が横転するようになって積み卸しを楽にしたものが鍋トロです。岩ずりというのもあります。砕石を作るために採石山で岩を採掘するときに出る砕石にするのに適しない岩の屑のことです。路盤に使ったりします。石やレンガ、コンクリートの屑はがらと呼ぶのが普通。コンクリートがら、などです。デブリというのは元来、絶壁など急斜面の下にたまった岩屑などのことのようですが、最近ではずりのようなものも仲間のようです。土石という訳もあるようです。発音ははっきり決まってないようで、デイブリといった発音もあるようです。建設副産物(けんせつふくさんぶつ)

英語

muck,debris

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