建設用語小辞典

骨材被膜試験(こつざいひまくしけん)

意味

乳剤と骨材との付着の良し悪しを試験するもので、骨材を乳剤の試料に1分間つけて、一昼夜、放置した後、40℃の水に5分間、浸してやると、付着した被膜がはがれるものがありますが、2/3以上、残っていれば合格です。アニオン系の乳剤についてのみ行われるようです。カチオン系についても似た試験で、砕石を乳剤の試料に1分間浸してから取り出して20分放置してから水洗いして骨材が2/3以上被膜されていれば合格とする付着試験というのがあります。このほか、乳剤関係の試験では貯蔵安定度 storage stabilityという言葉があります。これは乳剤を長期間して、アスファルトの粒子が沈殿せずに安定しているかをガラスシリンダの中に乳剤を入れて5日後に上半分と下半分を蒸発させてアスファルトの量の差を%で表すものです。5%以下ということになっているようです。低温安定度試験 freezing testというのもあります。これは貯蔵中に低温になったときの影響を見るものです。ふるい残留物試験 residue-on-sieving testというのは、乳剤の中にダマができていないか、ふるいに掛けて引っかかる量を調べるものです。

英語

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