建設用語小辞典

雷管(らいかん)

意味

雷管

爆薬本体を爆発させるためのもので、導火線(みち火ともいうようです)を使って起爆する工業雷管と、電気で起爆させる電気雷管があります。中は結構複雑になっていて脚線というリード線からの電流で白金線で加熱して添加薬に点火し延時薬で時間を調整して起爆薬が爆発、添装薬で威力を増すという仕掛けです。全体が爆発すると 5万気圧とかの圧力を生じ、管の破片とともに火薬本体を爆発させることになります。延時薬が無ければも瞬時爆発する瞬発電気雷管ということになります、延時薬によって 0.0何秒とか遅らせて爆発する段発電気雷管があります。これは何のためかというと、爆破の時間を少しずつずらせて自由面を作りながら爆破すると効率よく火薬量を節約できるのと、一回の爆発の規模を小さくして周辺への騒音、振動を抑えるためです。こういう発破を制御発破といいます。精巧な制御発破では、以前、テレビでよく紹介していたビルが一瞬のうちに周囲に散らからずに内側へ内側へバラバラになって壊れるというのができるわけです。

英語

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