建設用語小辞典

載荷速度(さいかそくど)

意味

loading rate 物質の強度を計るとき、力(荷重)をそっとゆっくりかけるか、勢いよくかけるかで、強度は違ってきます。勢いよくかけたときの方が大きくはかれます。また、そのときに計測される弾性係数(だんせいけいすう)も勢いよくかけるときの方が大きくなります。このため、強度を計る試験の方法では載荷速度も決められています。載荷速度の決め方には、供試体に生じる応力を増やす速度を一定にする応力制御と、変形させる速さを一定にするひずみ制御とがあり、試験の目的により選択されます。このように、応力、または、ひずみの増え方を一定速度にする荷重を単調荷重というようです。私の小さくて、物のないころ、質の悪いチューインガムらしきものがありましたが、これは実に面白い性質をもっていました。噛んでいると確かにチューインガムで、口から出してポトリと落とすとグニャッとつぶれるのですが、これを力まかせに床に叩きつけるとガラスのように粉みじんになって、ガラスのようにキラキラと断面が光っていました。面白いので、何度も拾い集めてはぶつけていました。きたない話です。アスファルトでも似たようなことが起こるはずで、私が社会に出たころの上司は卒論でアスファルトを暖めてはボールに丸めて、これを高い所から落として、割れる温度とか高さを調べたそうです。粘弾性とか、動的弾性係数とかが関係していると思います。

英語

loading rate

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