建設用語小辞典

現場密度(げんばみつど)

意味

現場で土がどの程度、締め固まったかを検査するため、穴を開けて出てきた土の乾燥重量を計り、容積は密度の分かった砂を突き入れて、入った量から計算します。この方法を砂置換法と言います。この言い方はちょっと言い違いがあって、普通は突き入れるのでなく、砂を自然落下させます。突き入れるのは突き砂法ということになります。似たものでどちらを使ってもいいのですが、向き向きがあるようです。自然落下は時間をかけて、そっと流し込むのですが、穴の壁が凸凹だと部分的にゆるゆるになる可能性があります。突き砂法では、人が突くので人によって力加減が違ってくるのと、突くことによって穴の壁が変形したり、砂がめり込んでいったりするのが誤差のもとになります。砂置換法は一応JISになっており、突き砂法は地盤工学会の規格JGSです。国交省では砂置換法を、旧・道路公団では突き砂法を標準にしていて、また日本道路協会発行の「舗装試験法便覧」でも突き砂法を標準にしています。→比重、密度、単位体積重量

英語

field density

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