建設用語小辞典

摩耗層(まもうそう)

意味

表層の上に舗装構造としては計算に入れない摩耗層というのを設けることがあります。これは特に滑り止めを要求されるところ、交通による摩耗が激しいところで、滑りにくい、あるいは摩耗しにくい余分の層を設けるものです。滑り止めに用いるものとしては開粒度アスコン(かいりゅうど)が代表的ですが、ほかにもいろいろあります。耐摩耗用としては開粒度とは逆の考え方の[[細粒度アスコンがよく用いられます。こちらの方は表層の厚さに摩耗層分を加えて、一体にして施工することもあります。最近ではスパイクタイヤも禁止されたので、寒冷地でも摩耗層の施工はなくなっているものと思われます。摩耗層は英語で言うとwearing courseですが、アメリカでは表層つまりsurface courseと同じ意味に使われるようです。

英語

wearing course

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