建設用語小辞典

平坦性

意味

用語に使用する漢字については、ときに戸惑わされます。平坦の坦については確かに常用漢字にはないようで、国土交通省の公的な文書などでは平たんと書かざるを得ないでしょう。一般には平坦の方がわかりやすいような気がしますが。常用漢字とかの問題ではなくて、表現が違うものにひび割れがあります。雑誌「舗装」には一貫してひびわれが使われ、土木学会関係の図書ではひび割れが使われています。私はわかればいいので、どちらが良いとか悪いとかは思いませんが、気になる人は気になるようで、時に「土木学会ではひび割れですよ」、と注意される方があります。ひびもわれも日本古来の言葉なので、漢字を使わないというのも1つの見識ですが、ひらがなばかりがつづくとどこがくぎりかわかりにくくなるのも確かで、その点ではひび割れの方が良さそうです。同様な問題が考えられるのはわだち掘れで、これもひびわれという感覚からすればわだちぼれということになるような気がしますが、この表現にはお目にかかったことがありません。

英語

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