建設用語小辞典

倹鈍(けんどん)

意味

垂直に上げ下げすることです。けんどん窓、けんどん扉などは垂直に開け閉てします。この言葉の語源ですがなかなかわかりません。きしめん考というサイトに、『本朝世事談綺』によりますと「江府瀬戸物町, 信濃屋といふもの, 始めてこれをたくむ。そののち所々にはやりて, さかい町市川屋, 堀江町若菜屋, 本町布袋屋, 大鋸町桐屋など名をあらそふ中に, 鈴木町丹波屋与作といふものぞ名高かりしなり。これをけんどんとなずくるは, 独味して人にあたへざる心, また給仕もいらず, あいさつするにあらねば, そのさま慳貪なる心, また無造作にして倹約にかなひたりとて倹飩と書くと云ふ。この説よろし」とあります。どうも丼ものを運ぶ箱がけんどん窓になっていたようです。しかし、いかにも当て字風で、元は中国かな?と思えます。kengdongで検索すると、中国の地名としていくつか出てきます。少なくとも 2ヶ所はあります。地名として倹飩はなさそうですが、坑洞というのがあります。意味としては空洞みたいです。「坑洞 中国」で検索すると無数に出てきます。

英語

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