建設用語小辞典
フライアッシュ
意味
電力会社などで石炭を燃焼させたとき、シリカ分などの溶融したものが煙の中にあるのが、途中で凝結して、微粉末になります。微細なビーズ玉のようになっており、生コンクリートに混ぜると、ボールベアリングのような働きでコンクリートの流動性が良くなります。ゆっくりですが、ポゾラン反応を起こしてコンクリートの強度に寄与します。セメントを作るときに、フライアッシュと少量の石膏を混ぜて作ったのが、フライアッシュセメントで、強度の上がり方は遅いけど、長期の強度は優れています。こうしてセメントを作るときに、通常の原料と異なるものを混ぜたものを混合セメントと言い、他にシリカセメント、高炉セメントがあります。
英語
fly ash