建設用語小辞典

フォームドアスファルト

意味

アスファルトの中に細かい泡を発生させると、泡がベアリングになって軟らかくなります。このため、低い温度でも練り混ぜ、敷均し施工ができます。最近はCO2削減が言われ、アスファルト混合物の製造、施工での省エネルギーが言われ、通常の混合温度より20 - 30℃くらい低い温度で製造、施工する中温化混合物が注目されています。温度が低いと言っても150℃くらいあります。普通の加熱アスファルト混合物 hot mix asphalt mixtureに対して中温化混合物 warm asphalt mixtureと言っているわけです。泡を発生させる方法は最初はアメリカのアイオワ大学で開発され、これはアスファルトをミキサ内に噴射するときに特殊ノズルで水蒸気も一緒に噴射するというものでした。ですから、これがフォームドアスファルトの元祖ですが、その後、発泡剤を混入して同様の効果を実現する方法もでてきて、こちらもフォームドアスファルトと言われるようになっています。泡が消えれば普通のアスファルト混合物と同じになるとされていますが、そううまくも行かないようで、まだ本格的には利用されてはいませんが、研究は盛んに行われています。

英語

foamed asphalt

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