建設用語小辞典

ビチュマルス

意味

出先からの質問で、お客さんからビチューマルスのことを聞かれて困っている。とSOSが来ました。ネットで調べると、確かにこの言葉はあります。これが税務関係の用語として、耐用年数はコンクリート舗装が15年、アスファルト舗装は10年、基盤等を作らないビチューマルス敷は3年というのが、ずいぶんたくさん出てきます。税務関係では当たり前の用語のようです。これだけでは何のことか分かりません。多分、乳剤舗装、(おっと、これは、この辞典にはないようです。たった今、追加します。)のことだと見当はつきますが。長音記号をどけてビチュマルスとして、検索すると、出ました。ご同業の東亜道路工業さんの勉強部屋と、日本道路さんの沿革のページです。東亜道路さんは、最初は日本ビチュマルス(株)として、創業された。日本道路さんは日本ビチュマルス工業(株)として創業された、と出ています。勉強部屋の方では、動画で工程が出ています。乳剤舗装ですが、今では、この言葉は使われていません。今ですと、[表面処理(ひょうめんしょり)ということになります。しかし、税務というのはずいぶんと古い世界で仕事をしているようです。しかし、耐用年数について云えばいい線を行っていて、あえてケチをつけることもなさそうです。ただし、想定され設計条件のもとで、ということで、同じ設計のビチュマルスの舗装を高速道路に作れば一日はおろか一時間でパラパラと黒い砂利の舗装になるでしょう。ビチュマルスの綴りは bitumulsのようです。研究社のCD辞典には出てきませんが、検索するとハワイとかカナダには Bitumuls companyというのがあって eBayで Bitumuls Handbookが売られています。

英語

bitumuls

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